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航空券込ッ!予算25万円1ヶ月ヨーロッパ一人旅#31 台北のホタルhostel

空港から往復のバスチケットを買って台北駅まで出てきた。
バスでは日本人女性が相席で、
話をしているとこちらで大学の講師をされており、
もう4年ほど住んでいるらしい。
学生時代は天津に留学されており、
台湾の大学院も出たそうな。
彼女とは下車後そのまま別れた。

今回の宿は有名?なホタルホステルにした。
2泊で1200元。(1台湾元≒3円)
少々高いと感じた。
しかしここのおばちゃんがよく喋る。
時差ボケだろうがなんだろうがお構いなしだ。
オーストリアとオーストラリアを聞き間違えても、
そのまま喋り続ける。
鬱陶しいと思う人もいると思うが個人的には好きだ。
日本人と話したくて仕様がないのだろう。
お父さんが日本人で、
聞けば4歳の時くらいまで日本に住んでいた人なのだから。
ホテルの看板もよく見れば日の丸が入っている。
こういう人は大好きだし、大歓迎だ。
昔の日本を良く思っている人に程、
現在の日本の状況を考えると淋しい物だ。

昼飯として排骨麺だけ食べに行った。
100元を払って老舗の排骨大王で喰らった。
でかい豚肉がでーんと載った汁のある麺。
けっこう油っこくって唸るような旨さでない。
でもB級グルメ的な美味しさがある。
食後は餃子を食べようかしらんと、
お店まで行ったがすでに閉まっており、
午後は16時からだった。
ブラブラしながら、
書店に並んだ日本の雑誌の数々を横目に
一度昼寝をしにホタルホステルに戻った。
起きたら19時近かった。

夜は夜で夜市に繰り出し飯を喰いまくった。
士林観光夜市だ。MRTで往復40元で来れる。
ヨーロッパから帰ってくると台湾は本当に天国みたいだ。
何を食べてもうまい。
そして安い。
牛肉炒麺
小籠包(あんかけ)
貢肉湯(肉団子汁)
台湾ビール
全部で190元
1ヶ月の禁欲生活?ともおさらばだ。
22時には帰宅してシャワーを浴び、
洗濯物はなんとおばちゃんが全てやってくれる。
ありがたや。
ちなみにシャワーも
シャンプー等おいてあるものはなんでも使用可。
さらに一週間連泊すると、
プレゼント(衣服など)をくれるとのこと。
おばちゃんに2泊だけどちょーだいって言ったら却下でした。

翌朝目を覚ますとやわらかな絹のような雨が降っていた。
しかしよく眠れた6時くらいには起きていた。
7時には一度出て朝食として
油条(揚げパン)と豆漿(甘くてあたたかい豆乳)を食べた。
旧台湾総督府を見学。

1895年から分煙しているすごいとこ。
日本語ガイド付で無料。
馬英九政権の影響から
凄い勢いで大陸からの観光客が増えており、
飲み込まれてしまうのではないかと老婆心を働かせてしまう。
例外なくここでもたくさんいた。
まあ日本もほっといたら飲み込まれてしまうんだろうけど。
ガイドの女性は非常に感じが良く日本贔屓だった。
下関条約の写真では痰壷の説明をしてくれたが、
それを台湾人は昔からやってなくて、
誇りに思っていたが色々調べたら
そういったのも日本人がやめるようにしたと
嬉しそうに語ってくれた。

そのあとは眠気がまた来て13時まで宿で昼寝。
起きるとすぐにうなぎを食べに出かけた。

これが安い上に味も良い。
せいぜい日本円で400円程しか払っていない。
正真正銘の日本食がである。
三越に入れば東急ハンズまである。
この後もそういった調子で北投温泉へ行き、

日本が昔作った温泉を一人貸し切りで入った。(旧名玉の湯)
昔の日本統治時代のビデオが温泉博物館で上映されており、
全部見た。
良く出来た都市計画だったと改めて当時を感心した。
テレビでも普通に日本の番組が流れていた。

中心街に戻ると、
夕飯は餃子屋で台湾ビールを飲みながら餃子を頂き、

おばさんのホテルに戻った。
この日は全然眠れずベルリンで貰った本
『ヴェネツィアの宿』を読み切った。
おばちゃんには本当にお世話になった。

ホステルのオーナー

脚を骨折していたので代わりに
セブンイレブンで電池を買いに行くという
どっかのRPGみたいなイベントまでいただけた。
翌朝早くから洗濯物を畳んで準備をしてくれており、
手土産までもらってしまった。
朝5時発のバスに乗り6時前には空港に到着。
チェックインを済ますと、
トイレに行って腹のものを全て出しきった。
さっぱりした身体で7時半に飛行機に搭乗。
8時に離陸した。

定刻通り11:35分に飛行機は中部国際空港に着陸した。
エバー航空の機内放送では、
”着陸前”にかわいらしい日本語で着陸しましたと言い切っていた。

TAKA

TAKA

酒好きの旅人

唎酒師。 カメラを持った酔っぱらい。 3歳の頃の夢は旅人。 好き嫌いなしの健康優良児。 無類の猫好きでもある。

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