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自宅のテラス~キリム絨毯の生地を使ったクッションカバーのご紹介~

今日は、自宅のテラスにある「キリムクッション」のご紹介です♪

キリムは、トルコやイラン、コーカサスなど、中近東の遊牧民の伝統的な平織り(つづれ織り)の織物です。
大地で暮らす遊牧民たちが生活の必需品として又嫁入り道具として手間を惜しまず時間をかけて織り続けてきたのです。
キリムの文様にはさまざまな意味が込められています。厳しい大自然の中で生活を送る遊牧民の女性が、家庭を守り慈しみ、幸せを得るために織り込んだ、祈りの形なのです。
そして母から娘へと受け継がれていくのです。
自然への感謝、日々の生活の安全や安心を願って一つ一つの文様(形)を織り上げていったのです。
文様は抽象的で幾何学模様が多く、大胆な色使いが全面に織られていて、とっても魅力的です。

織られてから50年以上たったキリムをオールドキリム、織られてから100年以上たったキリムはアンティークキリムと呼ばれており、キリムのデザインは織り手のセンスが光ります。鮮やかな色彩は天然染料が使用されています。
同じ赤でも染める環境(気候 湿度)の違いによって微妙な色の違いが生まれ、織り上げることで心地よい色の変化が出来上がりキリムに奥行きが出て、一点ものとしての価値を高めてくれます。
素材の多くはウール、ヤギやラクダも使われます。
キリムは遊牧民の人々の暮らしの様々な場面で使用されます。絨毯として、壁飾りとして、穀物の保存袋としてなど。

これらのクッションはオールドキリムを使用し、クッションとして再利用されたものたち。
サスティナブルとはこのことですね。
天然染料で染められているので同じ色のように見えても、手染めのムラや色彩の微妙な違いがあって面白いです。
クッションは何枚かのキリムを組み合わせて新たに縫い合わせられていて、より芸術性を増していますね。

たくさん並べると素敵。すべてが一点ものなので、宝物です。
この世にたった一つだけというのも魅力的です♪

現在は遊牧民の数も減少しており、それに伴い生活の必需品としてのキリムの作り手は減少したものの、
伝統芸術として今も受け継がれています。

Markhor enterpriseさんをぜひのぞいてみてください。

まるこ

まるこ

愉快な生活

富山在住です。 生き生き潤いある生活を送っています。 お楽しみにね!

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