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予算48,000円ッ!ウイグル&パキスタンぶらり一人旅 #13 クンジュラブ峠は4,880m
交通賓館という宿のドミトリーに泊まっていた。
一泊15元で共同シャワーもなにもないまさに素泊まりだった。
昨日カシュガルからここタシュクルガンに到着した際に告げられた通り
バスは北京時間10時に出発をした。(ウイグル時間8時)
本当に来るかもわからないバスだけにちょっとホッとした。
タシュクルガンの市内から中国側のイミグレーションまではものの5分で着いたが、
到着早々税関が開くのを待つためか、待たされた。
暫くすると軍服を着込んだ軍人たちに乗客全員が呼ばれた。
呼ばれた場所に行くと、
野外ではあったものの簡易式のテーブルの上に白地に赤字の入った横断幕が用意されていた。
もちろん中国語で書かれており、同一個世界、同一個夢想と書いてある。
日本語だと同じ世界、同じ夢の意である。
捉え方によっては非常に怖い意味にもなる。
さすが世界の中心に咲く華。
そこにまず半強制的に各々にサインを書くよう指示を出してきた。
書かなかったらきっと出国できないだろうと全員が思い、ペンを握る。
書きを終えると全員で幕を掲げ、
これまた無理やりに「ゴーチャイナ、ゴーチャイナ。」
だとか他にもそういった類のことを言わせられた。
周りは厳つい軍人な上にビデオカメラで録画までされている。
これがきっとプロパガンダとして利用され、
外国人も中国を応援支持していますといったことを
テレビで放送するんだろうなと思うと非常に歯がゆい。
なめとる。
かといってこんな処で拘留させられるのはもっと嫌だ。
そんなわけでがちゃがちゃやらされて、
出発できたのは北京時間1時。
結局3時間程度待たされてしまった。。。
そんな車内は昨日よりも人に溢れ、
というか人だけでなく通路には、
米や果物が麻袋に詰められ我が物顔で通路を占拠していた。
当然溢れかえったその荷物を踏みしめながら乗り入れするわけだ。
やっと出発だー!と思ってゲートをくぐった瞬間またパスポートチェック。
イミグレは一体何の意味があるんでしょうか?
結局イミグレ後中国側で2度チェックがあった。
フンジュラーブ峠(クンジュラブ峠)の途中、
国立公園になっており不本意ながら4ドル(交通賓館2泊分!)の入場料を払った。
一切停まることもなく進み続ける。
有名なユキヒョウでも見られれば払う価値もあるとは思うが、
4,880mの峠越えと景色を堪能できる点だけは救われる。
しかしバスはパンクするしでちっとも着かない。
やっとの思いでパキスタン側のイミグレのスストに北京時間9時、
イスラマバード時間7時に着くとその親切っぷりに涙。
不安だったビザもあっさりOK。ビザ代も日本人はなんとタダ!
ここは声を大にして言いたい、みなさん“タダ”ですよー!
因みにアメリカ人はスペシャルサンクスプライスで150ドル。
パキスタン人曰く公平とのこと。
おまけにビザのステッカーを貼る際どこか選ばせてくれる、
なんと旅行者思い!!
(ベトナムのイミグレはなぜか毎回最終ページだったな。)
如何せん朝から何も食べていなかったのでとりあえずサモサを購入。
これが一個日本円で8円と激安!しかもうまい!!
カレー味がしみる。
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TAKA
酒好きの旅人
唎酒師。 カメラを持った酔っぱらい。 3歳の頃の夢は旅人。 好き嫌いなしの健康優良児。 無類の猫好きでもある。