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予算48,000円ッ!ウイグル&パキスタンぶらり一人旅 #18 お尻が痛い!パキスタンは紙要らず
マスツージを早朝発ち、
チトラールへ向かった。
宿はポーランド人たちと一緒だった。
(というかそこしかなかったから。)
そのジープが悪いのか、
乗客が乗りすぎなのが悪いのか、
はたまた道が悪いのか。
どう考えても全部が悪いということは明白なのだが、
車内で天井に頭を幾度となくぶつけた。
おまけに窮屈で尻も痛い。3つに割れそうだ。
(基本的に3人座りの席には4人座るのがパキスタンスタイルだ!みんな覚えておこう!)
舗装されてないという意味を久々に思い知らされる。
頭をぶつけながら、尻の痛みに耐えた120km。
必死こいて着いた先はチトラール。
今までのところに比べ建物が多く、
(今までが少なすぎ?)
ちょっぴり埃っぽかった。
ジープを降りてすぐにあった宿、AL Farooqという、
変なマネージャー兄弟が経営する宿に決めた。
が、普通のドミトリーはいっぱいで屋上の部屋に通された。
個室なのにドミトリーと同じ値ではあったが、もちろん理由はあった。
この部屋は、すっごく埃っぽい上にシャワー室もない。
ベッドにはダニが居そうな気配。
まあ金もないし選択の余地はなかったのでしょうがない。
ダニ対策はマレーシアのチャイナタウンで習得しているし。
シャワー室が無い代わりに、
客の居ないシングルルームで浴びさせてもらったが、お湯は出ない。
予想通りというべきかな。
風呂ついでにパキスタンのトイレ事情を説明しておこう。
パキスタンでは水洗式になっていても、
どこも機能しておらず、
大体にしてタンクに水が溜まっていない。
ではどうするかというと、
トイレ内には絶対にバケツがあり、
そこに水が溜まっているのでこれを使う。
流すのはそれで良いとして、
尻を拭く際だが省エネなイスラム圏の国々では、
パキスタンも例外でなく紙を使わない。
とどのつまり不浄の左手を使った、
自分ウォシュレット方式。
紙を使わないので旅行者や痔の人には大人気!
これで漏れるギリギリ、
切羽詰まった状態で駆け込んだトイレに
紙がなかったという、まさに泣きっ面に蜂状態な状況に対しても
サラリと躱すことができる。
だってバケツに水があるんだもの。
という具合。
不潔だと思っているそこの人!
紙だけでは汚れは完全には落ちませんよ。
パキスタンでは皆石鹸を使うので大丈夫(たぶん)。
中国より便所は絶対きれいです。
ま、中国は今まで行った国で間違いなくワースト1位だけど。。。
というわけでシャワーを4日ぶりに浴びたわけだ。
不潔とか言わないように。仕方なかったんです。
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TAKA
酒好きの旅人
唎酒師。 カメラを持った酔っぱらい。 3歳の頃の夢は旅人。 好き嫌いなしの健康優良児。 無類の猫好きでもある。