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予算48,000円ッ!ウイグル&パキスタンぶらり一人旅#23 重要なのはやっぱり2だった!

国境の町スストへ行かなければならなかった。
スストから中国最初の町タシュクルガンまではバスで1600Rsと訊いていた。
だのでどうにか今まで切り詰めて来たかいあって、
1951Rsが財布には残っていた。
これなら行ける!そう確信していた。

朝4時ごろ目が醒めた。起き上がったのは5時頃。
ここの定期バスに乗っているようでは今日中に中国の国境を抜けられないので、
早起きしてヒッチハイク等試みるための早起きだった。
宿のおやじは部屋の電気が着いたり消えたりする割には一向に起きてこないので、
隣室のおやじを起こして300RSを託して、他所のホテル、パスーインへ向かった。
パスーインに着いて、そこのおやじに国境を越えたいという話をしていたら、
おやじの友人に電話をしてくれた。
その友人は、このパスーからススト迄100Rsで行ってくれるとの事だった。
8時にその友人は迎えに来るとのことで、これなら間に合うと一安心をした。

そして標高は2500mくらいあり、
待っている時間にまた身体が冷えてしまったので、
40Rsでチャーイをポットで注文し暖まりながら時間が過ぎるのを待った。

実際に迎えの車は8時ちょうど位に来たことに先ずは驚いた。
珍しい。。。
その車は快適な一般乗用車で、
スイスイと進んで行く。
朝ヒッチハイクしようと思っていたトラックも余裕で抜き去った。
3、40分ほどで到着した。

意気揚々と国境越えのバスのチケットを買いにいくと、
なんと1800Rsに値上がりしていた!
1600Rsじゃないのかよと訊くと、
頭(かぶり)を振り今月上がったとの事。
原油高はここまで来たか!
おかげで残りの所持金11Rs。
オワタ。
最後くらいはパキスタンのものを
たらふく食おうと思っていたし、
パキスタンの人が皆着用している、
サルワール・カミーズも買おうと思っていたが断念。
ちなみにカミーズがシャツでサルワールはズボンのこと。
(それでもチケットだけは買えたのが不幸中の幸いとしか言えない。)

それでも腹は減っていたので、
周囲を探し唯一見つけたのは10Rsのスープ。
これを飲んでおつり1Rs!の筈が小銭がなかったらしく2Rsくれた。
本当にギリギリでした。

そんな訳で、イミグレーションで出国審査をすませた。
ついにパキスタンを離れ、再び中国へ。

長嶋元監督風に言うところの
「ラッキーセブンの2」
早いの例えは、
「2秒ッ!」
思い返せば何かと2という数字に助けられました。

ムジパキスタンパサンヘー。
(パキスタンの公用語ウルドゥー語でパキスタンが好きですの意)

TAKA

TAKA

酒好きの旅人

唎酒師。 カメラを持った酔っぱらい。 3歳の頃の夢は旅人。 好き嫌いなしの健康優良児。 無類の猫好きでもある。

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