Magazine ブログ
航空券込ッ!予算25万円1ヶ月ヨーロッパ一人旅#5 晴れた日の雨の街とスパイスの香り
すごく良い天気だった。
朝食にトーストを3枚食べてから、
82番のバスでスイスコテージへ向かった。
バスから降りてすぐにリージェンツパークという
広々とした公園があり北側から入ると、
丘になっているため晴れた日なら街を一望する事も出来る。
見晴らしの良い丘にはベンチも設けられており、
そこにのんびりと腰を下ろした。
園内にはぽつり、ぽつりと人が歩いており、
犬の散歩や乳母車を押している人々がいた。
しばらく良い景色をぼーっと眺めてから
南側にある動物園と湖を抜けて、
シャーロックホームズ博物館の前で昼食をとった。
オーダーはフィッシュ&チップス。
皿の上に無造作に盛られたフライたちは、
特に味に優れている訳でもなく
ただただ空腹を満たしてくれた。
午後からはウェストミンスター寺院や大英博物館を訪れた。
1927年に作られた”ウェストミンスターの鐘”という曲が、
学校のチャイムの音だと思い出すとなんだか楽しくなった。
キーンコーンカーンコーンというアレだ。
大英博物館はとにかく広い。
各国の展示ブースに分けられており、
アジアでは日本や中国の展示が随分と充実しており、
これは素直に羨ましいと思ってしまった。
なんといっても入館料が無料なのだから。
それと2000年にできた韓国ブースもあるにはあったが、
展示の数も少なく、鑑賞している人も殆どいなかった。
大英博物館で自国のコレクションを充実させる事は、
数十人の外交官よりも有効であり、
日本贔屓になる土壌が、
長い年月を掛けてつくられていたのだと感心した。
最後はやはり友人と待ち合わせをし、
テムズ河に沿って散歩をしながら今は日本にもある、
クリスピー・クリーム・ドーナツ(1.35£)を頬張りながら、
世界は同じものを喰らい、同じものを着て、
同じものを観て行くのかなっと思った。
そのままブリックレーンの方まで行くと、
インド色というか雑多な感じが一層はっきりして来た。
野外で食事が出来るところがあり、
フードパック(5£)に溢れんばかりにもられた
ジャガイモ、タンドリーチキン、
ソーセージをビール(3£)と一緒にそこで頂いた。
結構お腹を膨らませたにもかかわらず、
最後はだめ押しにインド料理屋に入り、
たらふく食べた。
会計は便所に行っている間に済まされていた。
最初に下ろした100£を
計画的にここで使い切る筈が、
払えず相当残ってしまった。
食後はクラブでビールを飲み、
一人でひたすらロボットダンスを踊る人を見てから帰った。
結局28.4£を残してロンドンを離れる事となった。
-
TAKA
酒好きの旅人
唎酒師。 カメラを持った酔っぱらい。 3歳の頃の夢は旅人。 好き嫌いなしの健康優良児。 無類の猫好きでもある。