Magazine ブログ
航空券込ッ!予算25万円1ヶ月ヨーロッパ一人旅#6 ドーバー海峡を越えてミスターミニットの国へ
朝5時半起きで暗がりの中、
キングスクロス駅へ向かった。
オイスターカードを払い戻しすると、
30£以上手元に残っていた。
ユーロスターの乗り場に向かう途中のキオスクで、
水やチョコレートといったものを買って、鞄に押し込んだ。
財布を確認すると、
最初100£だったのが、
最終的に28.4£も余っていた。
(20日~24日の5日間で)
チケットはあらかじめ日本からネットで手配しておいた。
こうすることで30%〜最大半額までの値引き適用があり、
普通に日本の旅行会社を通すより随分と安くなる。
欧州では日本の鉄道会社と違い、
航空会社のようなイールドマネジメントを採用しており、
需求に応じての価格変動が当たり前になっている。
そしてプリントアウトしておいた、
オンラインチケットを改札の読み込み機にかざし、
荷物とパスポートチェックを済ませ待合室に入った。
出国のスタンプを押される際に、
『アリガトウ!』
と格好の良い係の男に言われた。
悪い気分はしない。むしろ嬉しくなる。
入国の時とはえらく違うものだ。
中に入ると、
ちょうどパリ行きのユーロスターが搭乗を開始したようで、
沢山の人が並んでいた。
次第に英語を話す人も減って来ていた。
広々とした待合室の奥にはキオスクやカフェがあり、
朝食で並ぶ人が絶えず、
コーヒーやクロワッサンといったものが売れていた。
ちょうどカフェとキオスクの間にATMが設置されていたので、
ユーロを下ろす事にしたのだが、
何度やってもエラーになってしまう。
ここは諦めて手洗いだけ済まして、
エスカレーターで地下から地上の乗り場へ上がった。
プラットフォームの屋根からは、
ちょうど明るくなり始めた空が垣間見れ不思議と興奮した。
2等車両ではあったが3列シートで席には余裕があり、
その明る過ぎない照明も心地良かった。
7:53発、10:56着の予定で、
これから向かうブリュッセルとは、
時差が1時間あるのでほんの2時間の行程だった。
発車して間もなく飛行機のように給仕係が現れ、
2種類のメニューの中から料理を選び供された。
食事をしている間にも列車はどんどん進み、
気がついたらドーバー海峡を越えて、
フランスのカレーを経てベルギーに入っていた。
気がつくと車の走る向きが逆転していた。
車窓から見える景色は曇天のためパッとはせず、
田舎から街に入ると相変わらず線路沿いには、
車両も含め、落書き(グラフィティ)が多かった。
着いたブリュッセルの駅は南駅でほぼ定刻通りだった。
80€はあっと言う間だった。
※タイトルのミスターミニットはベルギーのアントワープ発祥
-
TAKA
酒好きの旅人
唎酒師。 カメラを持った酔っぱらい。 3歳の頃の夢は旅人。 好き嫌いなしの健康優良児。 無類の猫好きでもある。