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季節が変わるたびに訪れたくなるレストラン 丹波篠山「ボーシュマン」とオーガニックコーヒーの「MAGNUM COFFEE」
初夏のある時、とびきり天気の良い日だった。
丹波篠山にとある素敵なレストランがある聞き、
矢も盾もたまらずといった具合でバイクに跨り現地へ向かった。
大阪の能勢を越え国道173号で向かう。
この道はよく土砂崩れなどで通行止めとなり、
このときもるり渓の方から迂回するルートで向かった。
随分と早く出たので丹波篠山の副住にあるマグナムコーヒーさんで休憩。
一番乗りでまだ他に客はいない。
オーナーの古荘さんにカフェラテとホットドッグを頼んで、
テラスで寝転がって気持ちの良い天気を満喫した。
横に目をやれば満開の紫陽花。
とても幸福な心持ちになる。
ちょうどよいタイミングで鼻孔をくすぐる美味しい香りとともに、
オーガニックに拘ったスペシャルティコーヒーのカフェラテとホットドッグが出てきた。
うまい。
早朝からバイクで駆けてきた道も良かったが、
朝の珈琲も最高だ。
まだ幾らか時間があったので少し遠回りにはなるが、
先に立杭焼の窯元さんを訪ねたく、
行こうと決めていた大雅工房さんにお邪魔した。
青が印象的なモダンな立杭焼の作品が並ぶ。
お茶碗と小皿それにマグカップをそれぞれ購入した。
店内にはギャラリーもあり、面白い。
近くにTKG専門店があるので場所も覚えやすい。
そしてお目当ての焼き物も手に入ったところで、
いよいよ今回の目的地のボーシュマンさんへ。
周辺一帯が田んぼの中にポツリとある建物。
それだけで何か心躍る。
お店に到着し、バイクを停めて入店すると。
素敵なマダムと厨房奥でニッコリとシェフが微笑んでくれた。
他にお客さんはおらず一人で、奥の窓際の席に着席した。
テーブルには丁寧に手書きで書かれた本日のメニューが置いてあり、
水を掛けると拡がるおしぼりに少し感動、ラベンダーの良い香りまでする。
水をキュッと頂いて最初の料理を待った。
最初のプレートで完全にやられた。
卵と岩塩を除けば後は野菜しか乗っていない清々しいまでの潔いプレート。
目で楽しい。
説明を一つずつ丁寧にするマダム。
建物裏手に飼われてる鶏の卵をはじめ全て土地のもので構成された野菜類。
今の季節そのままがそのお皿に表現されていた。
正直感動した。
一つ一つを味わっていただいた。
ほのかな甘みや苦味等めいいっぱいに舌を働かせた。
自家製のパンを頂きながら、
スープ、メインと続いた。
ふと外を見ると眼に入ってくる景色がまた素晴らしい。
まさに日本の原風景と言ってよいだろう。
トラクターの赤がまた映える。
すべてが感動的だった。
食後のエスプレッソを頂いた後もお店の裏手を見学させていただいたり、
マダムとシェフとの会話を楽しんだり。
素敵な体験をありがとう。
ボーシュマン
TEL 079-506-2358
〒669-2532兵庫県丹波篠山市小立299
完全予約制
ランチ 12:00~14:00
ディナー18:00~
大雅工房
TEL 079-597-2010
〒669-2133 兵庫県丹波篠山市今田町下小野原837
9:00〜18:00 (12~2月は9:00〜17:00)定休日なし
マグナムコーヒー
TEL 080-9471-7894
〒669-2513 兵庫県丹波篠山市福住317
平日
10:00~18:00(L.O. 17:30)
土日祝
8:00~18:00(L.O. 17:30)
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TAKA
酒好きの旅人
唎酒師。 カメラを持った酔っぱらい。 3歳の頃の夢は旅人。 好き嫌いなしの健康優良児。 無類の猫好きでもある。